外来SOAP下書きAI

診察の会話から、SOAPの下書きを院内のPCで。
記録は医師が確認・修正して仕上げます。

外来SOAP下書きAI 製品概要(PDF) 機能・院内完結の仕組み・導入の流れを2ページにまとめました。

外来では、診察が終わるたびにカルテの記載が待っています。会話を思い出しながら打ち込む時間は、次の患者さんを待たせる時間でもあります。一方で、診察の会話をクラウドのAIサービスに送ることには慎重な判断が必要です。

外来SOAP下書きAIは、診察中の会話を録音し、院内のPCの中だけで文字起こしとSOAPの下書きを作成します。 医療機関で運用を始めたばかりの段階で、運用の経験をもとに改良を続けています。そのため、導入先を限定してご相談を受け付けています。

できること

  • 録音しながら文字起こし:電子カルテと同じブラウザの別タブで録音します。診察中から文字起こしを進め、停止後には話者を分けた文字起こしも残します。
  • 内科外来の書式でSOAPを下書き:S(主訴・現病歴・既往歴・内服薬など)、O(バイタル・身体所見・検査)、A(問題ごとに #1、#2…)、P(問題ごとの計画と次回予定)の4欄に整理します。A・P には、医師が診察中に述べた評価と計画を整理して記載します。AIが病名や治療方針を新たに推論・提案する機能ではありません。
  • 録音中から下書きを進める:録音中に下書きの一部を先に作ります。2026年10月の社内試験(院内のMac、架空の内科外来の会話を合成音声で読み上げ、1〜2分程度の短い診察)では、録音停止から下書きの表示まで約8〜16秒でした。実際の時間は機器や診察の長さで変わります。
  • 根拠の照合と「要確認」の印:下書きの記載が会話のどこに基づくかを照合し、根拠が弱い箇所や推測で補った語の一部に「要確認」の印を付けます。印のない箇所にも誤りが含まれることがあるため、医師が全文を確認してください。
  • 院の辞書と、医師の修正からの学習:院で処方している薬剤名や傷病名の辞書を使い、聞き違いを補正します。医師が同じ聞き違いを別の記録で繰り返し直すと、次回から補正候補にします(補正した箇所には印が付きます)。
  • コピーして電子カルテへ:確認・修正した記録をコピーし、お使いの電子カルテの記載欄に貼り付けます。電子カルテへ自動で書き込むことはしません。

情報を院外に出さない設計

  • 音声・文字起こし・SOAPの下書きは院内のPCで処理し、外部の生成AIサービスには送りません(AIの呼び出し先を院内のPCに限定しています)。ソフトの更新や障害の通知などの通信には、診療の内容を含めません。
  • 文字起こしは記録として残し、音声は暗号化して保存します。暗号化していない音声は残しません。復号の鍵は院のPCに置きません。
  • 院内の別のPCから使う場合は、利用者ごとのログインでアクセスを制限します。
  • 複数の院でお使いの場合も、院ごとに処理とデータを分けます。

導入の流れ

  1. ヒアリング:診療科、記録の書き方、お使いの電子カルテ、院内のPC環境を伺います。
  2. セットアップ:AI処理用のPCを準備し、院の薬剤・傷病名の辞書を作ります。
  3. 試行運用:数週間、医師の修正の量と内容を見ながら書式や辞書を調整します。
  4. 本運用と見直し:運用開始後も、修正の傾向をもとに定期的に見直します。

動作環境と費用

AI処理用のPC(Appleシリコン搭載のMacを推奨)を院内に1台置く構成が基本です。機種・台数・費用は、院の規模と運用に合わせて個別にお見積りします。

本サービスは診断を行うものではなく、医師の記録作成を支援するものです。記載内容の確認と最終的な判断は医師が行います。

よくあるご質問

現在は内科外来の書式で運用しています。他の診療科は、記録の書き方を伺ったうえで書式の調整をご相談します。

電子カルテへ自動で書き込むことはしません。医師が確認・修正した記録をコピーし、電子カルテの記載欄に貼り付けて使います。テキストの貼り付けができる電子カルテで使えます。端末や院内の規程によって使えない場合があるため、導入前に確認します。

音声・文字起こし・下書きは院内のPCで処理し、外部の生成AIサービスには送りません。音声は暗号化して院内に保存します。ソフトの更新などの通信には診療の内容を含めません。

録音の前に、目的、処理する場所、保存の有無と期間、閲覧できる人、録音を断る方法などを患者さんに説明する運用を、各院の規程に沿って定めていただきます。説明の方法は導入時にご相談に応じます。

まずはお気軽にご相談ください

「AIで何かできそうだが、何から始めればよいか分からない」段階からのご相談を歓迎します。医師×AIの視点で、貴社の課題に合ったアプローチをご提案します。